近年、日本人の平均睡眠時間はOECD加盟国(33の先進国)の中でも短く、慢性的な睡眠不足が社会課題となっています。(ここでは「睡眠不足=働きすぎ」ではありません)
当社が参考にした2025年の国内調査によると、約1万人の睡眠状態と生活習慣をスコア化した結果、特に30〜40代の働き盛り世代のスコアが振るわないことがわかりました。
睡眠の質を下げている主な要因は次の4つです。
- 遅い就寝と短い睡眠時間
- 日中の運動不足
- 就寝直前のスマホ利用や激しい運動
- 自分に合わない寝具・睡眠環境
厚生労働省は、2014年に発表した睡眠指針を改訂。「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」を策定し、睡眠の質を高める生活習慣の重要性を強調しています。
(以下、抜粋及び要約)
・適度な運動で“深い眠り”を増やす
・就寝の直前に激しい運動を避ける
・睡眠環境を整える
「睡眠と運動」の相関
厚生労働省の睡眠ガイドをもとに、科学的な視点で具体的に改善方法をご紹介します。
- 適度な運動で“深い眠り”を増やす
週3〜4回のウォーキングや軽いジョギング(1日8,000〜10,000歩)が、ノンレム睡眠を増やすと報告されています。
デスクワーク中心の方は、1時間に1回の立ち上がりやストレッチだけでも効果が期待できます。 - 就寝の直前に激しい運動を避ける
高強度インターバルトレーニング(HIIT)や遅い時間の激しい筋トレは、交感神経を刺激し体温が下がりにくくなるため、入眠が遅れることがあります。
就寝の3時間前までに運動を終えることで、体温リズムを整え入眠をスムーズにすると報告されています。 - 睡眠環境を整える
理想の寝室環境は室温18〜22℃、湿度50〜60%と言われています。また、寝る30分前に照明を暗めにするなどしてリラックスすることが推奨されています。
マットレスは、自身の寝姿・身長・体重・経験に基づいた好みなどを知り、じっくりと“理想の寝心地”を探すことをおすすめします。
実践と継続
いかがでしょうか。敷居は低いながらも「できない、続かない」人も多いのではないでしょうか。
しかし、情報が絶えず押し寄せる現代社会では気づかぬうちに神経が疲弊しています。深い眠りが妨げられており、身体はすでに注意信号が出ていると考え、「実践、継続」に意識を高めることは必須です。
睡眠は「心と身体を回復させる時間」
睡眠は単なる休息ではありません。時間適度な運動習慣と快適な睡眠環境を整えることで、情報社会の神経疲れから解放され、より深い眠りを取り戻すことができます。
音楽を聴く、映画を見る、ドライブするなど小さな習慣も効果的です。
きっと、日中のパフォーマンスが向上し、ワーク・ライフ・バランスの質を高めてくれるでしょう。


















