マットレス選びの一つに、「ウレタンマットレス」と「コイルマットレス」ってどう違うのかという疑問があります。
どちらも人気のカテゴリーですが、吟味して選んでも自分が求める寝心地やライフスタイルに合っていなければ元も子もありません。
結論からいえば、ウレタンマットレスは身体へのフィット感や扱いやすさ、コイルマットレスは反発力、通気性、安定した支持力を求める方に選ばれやすい傾向があります。
ただし、同じウレタンでも密度や硬さによって特徴は異なり、コイルマットレスもコイルの構造や詰め物によって寝心地が変わります。どちらの素材もさまざまなメーカーがより良い製品を開発しているため、今回は大きな観点からそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
ウレタンマットレスの特徴
ウレタンマットレスは、金属製のコイルを使用せず、ウレタンフォームの弾力性によって身体を支えるマットレスです。低反発・高反発などの種類があり、密度や硬さ、層の組み合わせによって寝心地や耐久性が変わります。
メリット
- 身体のラインにフィットしやすい
- 軽量な製品が多く取り扱いやすい
- 比較的手頃な価格帯から選べる
- 身体の動きを吸収しやすく振動が広がりにくい
デメリット
- 内部に熱や湿気がこもりやすい
- (密度によっては)長期間の使用でへたりやすい
- 体型によっては沈み込み過ぎで身体に負担
ウレタンマットレスを選ぶときは、硬さだけでなく、耐久性に関係する密度や復元率、通気性を高める構造なども確認しておきたいポイントです。
コイルマットレスの特徴
コイルマットレスは、内部の金属製スプリングで身体を支えるマットレスです。コイルの上にはウレタンやフェルトなどの詰め物が重ねられているため、実際の寝心地はコイルだけでなく、詰め物の種類や厚さによっても変わります。
メリット
- 反発力があり安定感がある
- ばねの性質でへたりにくい
- 通気性が良い(ただし構造による)
デメリット
- コイルが金属で取り扱いがしにくい
- 価格帯が比較的高い
- 振動の伝達が比較的多い
コイルマットレスであっても、詰め物のへたりやコイルの品質によって耐久性は変わります。「コイルだから必ず長持ちする」と考えず、構造や素材、品質表示まで確認することが大切です。
「長く快適に」使いたいならコイルマットレスも有力な選択肢
ウレタンには、軽さや柔らかさといった大きな魅力があります。また、高密度のウレタンを採用し、耐久性を高めた製品もあります。
一方、身体をしっかり支える反発力や通気性、長期間の使用を重視する場合は、コイルマットレスが有力な選択肢です。ただし、身体に合う寝心地は、素材だけでなく、体型や寝姿勢、好みによっても変わります。
素材だけでなく、自分に合った寝心地で選ぶ
マットレスを選ぶときは、ウレタンかコイルかという素材の違いだけでなく、次の点も確認しましょう。
- 身体が沈み込みすぎないか
- 寝返りに必要な反発力があるか
- 肩や腰、お尻に強い圧迫感がないか
- 通気性やお手入れのしやすさ
- 重量や持ち運びやすさ
- 使用する人の体型や主な寝姿勢
可能であれば実際に横になり、仰向けから横向きへ無理なく身体を動かせるか確認することも大切です。
ROOM RECIPEは、ウレタンなどの詰め物だけに頼らず、「コイルの性能」で理想の寝心地をつくることを基本コンセプトとしています。安定した支持力と自然な寝返りを支えるコイル構造にも注目しながら、マットレス選びの参考にしてください。
エビデンス・根拠資料
厚生労働省「よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係」
消費者庁「ウレタンフォームマットレス」
消費者庁「スプリングマットレス」
ウレタンフォーム工業会「軟質ウレタンフォームとは」
J-STAGE「マットレスの寝心地に関する要因分析」




















