快眠コラム

圧縮マットレスは再圧縮できる?リスクと引っ越し時の対処法を解説

ネット通販が広がり始めてから、すでに30年以上。マットレス業界にもその波は広がり、現在では自宅から手軽に購入できるだけでなく、物流コストを抑えやすい圧縮マットレスが、新たなマットレス選びの定番になりつつあります。

その一方で、「コンパクトにできる」という言葉だけが独り歩きし、開封後の再圧縮に関する情報や道具も多く見受けられるようになりました。

結論からいえば、圧縮袋などを使って一時的に厚みを抑えられる場合はあります。しかし、工場出荷時と同じ圧縮状態に家庭で戻すことは基本的にできないため、再圧縮はおすすめできません。

今回は、圧縮マットレスを再圧縮できるのか、そのリスクや引っ越し時の対処法についてご紹介します。

圧縮マットレスは再圧縮できる?

新品の圧縮マットレスは、工場の専用プレス機や真空包装設備を使い、素材や構造に合わせて圧縮されています。家庭用の圧縮袋や掃除機、手作業では、工場と同じ圧力や密封状態を再現することは困難です。

薄型で軽量なマットレスや、比較的空気を多く含むウレタン素材であれば、一時的に厚みを抑えられる場合があります。ただし、元の梱包状態まで戻せるわけではありません。

ポケットコイルマットレスの場合は、無理に折り曲げたり巻いたりすると、内部のコイルや詰め物を傷めるおそれがあります。素材や構造にかかわらず、まずは取扱説明書やメーカーの案内を確認することが大切です。

再圧縮に伴うリスク

うまく圧縮できたように見えても、マットレスには外から確認しにくい負担がかかっている可能性があります。

  • 破損や変形
    無理に圧縮したり折り曲げたりすると、ウレタン・ファイバー・コイルなどが元の形状に戻らなくなる可能性があります。
  • 寝心地の変化
    反発力や体圧分散性、部分ごとの硬さが変化し、以前と同じ寝心地を得られなくなる場合があります。
  • カビや臭いの発生
    湿気が残った状態で密封すると、袋の中に湿気がこもり、カビや臭いの原因になります。
  • 保証対象外になる可能性
    破損や変形が保証の対象外になる場合があります。
    (ルービックJPは保証対象外になります)

反発力や耐久性を考えて設計されたポケットコイルであっても、想定されていない方向から強い力が加われば、変形や破損につながる可能性があります。

引っ越しでは再圧縮せずに運ぶのが基本

再圧縮したい理由として多いのが、「引っ越しで運びやすくしたい」というものです。しかし、結果的に「そのまま運ぶべきだった」「買い替えた方がよかった」となってしまうのは避けたいですよね。
引っ越しの際は、次の方法を優先しましょう。

  • マットレス専用の梱包袋やカバーを使い、そのまま運ぶ
  • 搬出経路や階段、エレベーターの寸法を事前に確認する
  • 引っ越し業者へマットレスの種類とサイズを伝えて相談する
  • 搬出が難しい場合は、処分や買い替えも検討する


“安らぎの睡眠”を求めて出会った商品が、無理な再圧縮によって台無しになっては元も子もありません。
基本的に、圧縮マットレスは一度開封したら、もう圧縮しない前提で使用することをおすすめします。開封後に復元したポケットコイルマットレス

 

“圧縮マットレスの再圧縮”について多くの反響をいただいています。
ニーズの高さに驚いていますが、ルービックJPは開封後のマットレスを再圧縮することをおすすめしていません
ここでは、どうしても運搬のために体積を抑える必要がある場合、参考までに「圧縮マットレスを再圧縮する方法」をご紹介します。

圧縮マットレスを再圧縮する方法

  1. マットレスを十分に乾燥させる
    表面と裏面を十分に乾燥させます。湿気が残ったまま密封すると、袋の内部に湿気がこもり、カビや臭いの原因になります。
  2. マットレスに対応した大型の圧縮袋へ入れる
    袋が小さすぎると、マットレスが変形したり、袋が破れたりする可能性があります。
  3. 少しずつ空気を抜く
    掃除機などの吸引機で、圧縮袋内の空気を抜きます。マットレスの位置や圧縮袋のしわを調整しながら、全体が均等になるよう少しずつ空気を抜いてください。
  4. 圧縮後、形を整える
    無理に折り曲げたり巻いたりしないでください。特にポケットコイルマットレスは、無理に形を変えず、空気を抜いて厚みを少し抑える程度にとどめる方が安全です。
  5. ベルトで固定する
    梱包用ベルトなどを使い、袋が膨らまないように固定します。細いひもで強く縛ると、一部分に力が集中して変形する可能性があります。幅のあるベルトを使い、数か所に力を分散させて固定してください。

マットレスは大きく重量もあるため、できるだけ2人以上で作業してください。また、家庭用の圧縮袋では、工場出荷時のような薄さやロール状の梱包状態は再現できません。一時的に厚みを少し抑える程度と考えましょう。

圧縮状態のまま長期間保管すると、素材が元に戻りにくくなる可能性があります。運搬後はできるだけ早く袋から取り出し、形状や寝心地に異常がないか確認してください。

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